動画サイトでも見れる!パブリックドメイン(著作権切れ)のおすすめ名作古典映画5選

映画

さて、本日は映画について、無料で合法的に名作映画を観る素晴らしい方法をご紹介します。

ただし、それは「youtubeで違法の動画を観ましょう」というものではありませんし、「〇〇というサービスに加入して合法的に映画を観ましょう」というものでもありません。

そんな美味しい話があるのか?と思われるかもしれませんが、安心してください!

ここからは「パブリックドメイン映画」という無料で視聴できる映画について紹介していきます!

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1.パブリックドメイン(著作権切れ)映画とは?

パブリックドメインとは、簡単にいえば先ほど説明した著作権が失われている状態です。そもそも著作権は永続的なものではなく、媒体によって製作されてから・あるいは作者の死後〇〇年で失効します。

映画の場合は、そういった期間を終えて失効したものや、著作権の法律的な問題に関連して著作権が失効したものなどがあります。

そして、これらの映画は自由に編集し、公開することが許可されています。

当然、それらの映画を視聴することは完全に合法であり、モラルにも反しません(新たに、デジタルリマスターなどを施された作品の場合はその限りではありません)

ただ、これらの映画の弱点は、ある程度の期間が必要という関係上、必然的に古い映画がほとんどです。

白黒の映画も多く、それを理由に「古臭い」というイメージが付きまといます。実際、正直に言って今では観るに堪えない映画は少なくありません。

しかし、今観ても面白い映画は、確実に存在すると思います。それだけでなく、そうした映画を知っていると「映画通」っぽさを出すことができますし、年配の方と会話したりする際に大いに役立ちます。

その大半は、昔の大ヒット映画だからです。人間はたかだか50年では大きく進化しませんから、昔の人が面白いと感じた映画に今でも面白いものがあっても不思議ではありません。

そこで、ここからはそうしたパブリックドメイン映画の中から、今観ても十分に、あるいは今の映画以上に楽しめるおすすめ名作古典映画を5つ紹介します。

この中には、筆者のマイベストムービーにも間違いなくランクインしてくる映画がいくつかあります。

それでは、早速紹介していきます!映画のリンクも埋め込んでいるので、すぐに観始められますよ!

2.おすすめのパブリックドメイン名作映画5選!

1.『素晴らしき哉、人生!』

1.『素晴らしき哉、人生!』の基本情報

監督 フランク・キャプラ
脚本 フランク・キャプラ、フランセス・グッドリッチ、アルバート・ハケット
原作 フィリップ・ヴァン・ドーレン・スターン『The Greatest Gift』
出演者 ジェームズ・ステュアート、ドナ・リード、ライオネル・バリモア
製作会社 Liberty Films
配給 RKO
公開 1946年12月20日
上映時間 130分
製作国 アメリカ合衆国

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/素晴らしき哉、人生!

2.『素晴らしき哉、人生!』のあらすじ

主人公のジョージという男は、いつも何処かでツキに見放され、逆境にばかり立ち向かう運命にあった。自分のミスではなく大金を失った彼は、全てに絶望して自殺を図る。

ところが、12月の冷たい河に飛び降りようとしたとき、彼より先に一人の男が身を投げて救けてくれと叫んだ。あわてて救けたジョージに、男は、自分は見習い天使だと告げるが……。

出典:allcinema

3.『素晴らしき哉、人生!』の感想

この映画は、とにかく失敗続きです。主人公のジョージは、ひたすらにお人よしで、それゆえに苦しみ、失い、最後は自殺を決意します。

そんな彼は、果たして自分の存在理由を見出すことができるのか…というのが作品の見どころです。

観ている途中、「そんな奴放っておけよ!」と何度も言いたくなりますが、ひたむきに主人公はそれらの人に救いの手を差し伸べます。

その様子は、現実でも似たような景色を思い起こさせます。全く努力もしない・夢もないという人はいないでしょう。

しかし、目指すゴールに至るには、幾重もの障害があります。それに対して、努力しても届かない!という思いをしたことがある人は多いのではないでしょうか。

そんな不遇に陥っている姿を、主人公のジョージに重ね合わせて観ることができれば、この映画を楽しめるでしょう。

確かに生きるのが上手ではない、けれども愛すべき男であるジョージ。そんな彼はどうなってしまうのか。

今、生きていくうえで「自分なんて…」と、自分自身の存在意義をを見失っている人には、特におすすめの映画といえます。

2.『カサブランカ』

1.『カサブランカ』の基本情報

監督 マイケル・カーティス
脚本 ハワード・コッチ、ジュリアス・J・エプスタイン、フィリップ・G・エプスタイン
出演者 ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン
配給 ワーナー・ブラザース
公開 1942年11月26日
上映時間 102分
製作国 アメリカ合衆国

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/カサブランカ_(映画)

2.『カサブランカ』のあらすじ

戦火近づく’40年の仏領モロッコ、カサブランカは、自由を求めて渡米しようとする人々で溢れていた。

ナイトクラブを経営するリックの元へ、ナチの手を逃れてここまでやって来た抵抗運動の指導者が現れる。

だがその人物の妻は、かつてパリでリックと恋に落ちたイルザだった……。

出典:allcinema

3.『カサブランカ』の感想

この映画は、とにかくハンフリー・ボガートイングリット・バークマンの両者の魅力があふれ出ています。

しかしながら、この映画にはたぶんにプロパガンダ映画としての性質が含まれているというのも事実です。

その理由は、この映画が製作された年代と国を考えれば、おのずとわかってくるのではないでしょうか。プロパガンダの内容には触れませんので、気になる方は調べてみてください。

たしかに、上記のことをうければ当時この映画に親しんだ人たちと感じ方が異なってくるのは事実です。

しかし、今見直すと「一周回って」新鮮な映画に見えてくる点も多いです。

それは、ハンフリー・ボガートのキャラにあります。映画内の彼は、キザでハードボイルドな役回りを演じています。

その姿は世界中の男たちをとりこにし、ハリウッド内外で「ボギー」に似た雰囲気をもつ主人公が多数生み出されました。日本でいうと「男はつらいよ」などの硬派な作品がそれにあたるでしょう。

しかし、時は流れて平成の世になると、そうしたキャラは時代の流れに押され、しだいに作品の中枢から姿を消していきました。

そういった事情で、今見てみると「かえってすごく新鮮」なのです。

そもそも、言ってしまえば「おじさん」的な外見なのですが、そういった人物がメロドラマの主人公になる作品は今どき珍しいように感じます。

また、イングリッド・バーグマンの美しさは、正直破壊力満点です。映画はモノクロですが、むしろそのことが彼女の美しさを引き立てているような、そんな気さえします。

全体を通じて、正直やや男性向けかもしれません。別にアダルトシーンがあるとか、そういうわけではないのですが、「男があこがれる男」というのがボギーなので、女子受けはあまりよくない気がするからです。

そのため、今どきのラブコメに飽きてしまった男子諸君には、特におススメです!

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