完全初心者の学生が半年フリーライター・サイト運営をしてみた体験談と収入のお話

机 羽ペン インクフリーランス

本日は、以前から節目ごとに公表している「ライター生活の振り返り」記事を書いていきます。

これまで「開始一か月」と「開始三か月」のものを執筆してきたので、今回は「三か月目~六か月目」の活動内容と収入を大公開!

正直に言って「良くも悪くも予想を大きく裏切った三か月間」になっていたので、私のように駆け出しで活動されているライターさんは参考にしていただくとよいかもしれません。

ちなみに、過去の記事は以下に掲載してありますので、合わせて読んでいただくことをオススメします。

1.開始三か月時点で掲げていた予測や目標の達成状況

英語 ライティング

さて、まずは三か月時点の記事で公開していた将来予測や目標の達成状況を確認していきましょう。

かつての記事では、目標を「ライティング」「サイト運営」の二方向から打ち立てていました。

1.ライティングでは目標が全く達成できなかった

ライティング面の目標はこちら。

まず、「ライティング」の目標は以下の通りです。

・「ライターとしての個性・強み」を明確にする
・ここから3か月間の月収平均20万円以上
・出版社や分野最大手クラスのwebサイトで仕事を担当する
・紙媒体にチャレンジする

以上のように考えていました。

しかし、我ながら情けないのですが、結論を言ってしまうと

上記の目標を、何一つとして達成することができませんでした。

三か月間の行動や目標未達成の理由については、また後ほど述べさせていただきます。

2.サイト運営では予想を大きく上回る成果を挙げられた

残念ながら、フリーライターとしては見込み通りの成長を成し遂げられなかった私。

一方、サイト運営については以下のような目標を立てていました。

次に、「ブログ運営」の目標は以下の通りです。

・合計記事数100記事の達成
・月間合計PV数5000回以上
・取材・体験談系記事の充実

これに関しては、合計記事数こそ諸般の事情により達成できなかったものの、月間PV数に関しては予想をはるかに上回る成果を挙げることができました。

こちらも、詳細については後ほど述べさせていただきます。

2.なぜ、ライティング活動は見込みを下回ってしまったか

夕焼け 一人

ここからは、先に述べたように目標としていたライティング成果を大きく下回ってしまった理由について、正直にお話していきたいと思います。

まず要点だけ端的に述べておくと、

1.初期の成長によって生じた驕り
2.ライターという仕事への理解不足
3.自己分析の甘さ
このあたりが反省点として挙げられますね。
以下では、これらの点を詳細に分析していきます。

1.開始三か月の順調な成長に油断していた

最初に挙げた「活動開始初期の成長」が順調であったあまり、自身の将来を楽観視してしまった点が痛かったです。

ちょうど前回の記事をまとめた4月は、クラウドソージングを用いない形で自分から営業をかけていくことによって仕事を得ることができていたこともあり、このまま成長していけるだろうと考えていました。

実際、前回の記事で私はこのように書いています。

記事を読んでいただいた方には分かるかもしれませんが、正直自分が予想していたよりも順調にライターとしてステップアップができています。

今考えれば「何を寝ぼけているんだ」と我ながら呆れてしまうところですが、当時はこのまま右肩上りの成長を続けられるのだと信じ切っていたのです。

実際、当時は「自分が書きたい媒体一覧」を作成しており、そこにアタックをかければ「実績も上げてきたし採用されるだろう。」

そう考えていたのは間違いありません。

2.大手メディアにガン無視され、認識の甘さに気づく

先で述べたように、私は自分自身がこれまで書いてきたジャンルを参考にして

「自分が書けそう・書いてみたい媒体の一覧表」

を作成していました。

そこには紙もwebも多種多様にリストアップされていましたし、数十件にもおよぶ候補を羅列していたので「一つくらいは書かせてくれるだろう」と考えていました。

5月に入って、ここで勝手に候補として選定した媒体の「ライター募集」や「お問い合わせ」ページに

「私はこういうライターです!記事を書かせてください!」

と一斉に送ってみました。

しかし、数十件送ったメッセージのうち8割以上は待てど暮らせど返事がなく、残りの2割のうち面接まで進ませてくれたのはわずか3サイトで、それも全てアニメ系の媒体でした。

この時点で多少のショックは受けていたのですが、それでも面接を組んでくれたいくつかのサイトで記事が書けるだろう、と前向きに考えていたのを覚えています。

ところが、結論から言えば3サイトのうち記事を書かせてくれることになったのはわずか1サイトで、残りの2サイトでは採用を見送られてしまいました。

さらに、面接を受けたサイトで落選した際には

・アニメに関する知識が根本的に足りていない

・出版社に入らないでフリーライターなんて無理に決まってる

・諦めて就職したほうがいい

と、散々にこき下ろされたのをよく覚えています。
向こうの言い分は余計なお世話とも思いましたが、一方で厳しい言い方ではあるものの自分の現状を端的に言い表しているとも感じました。
実際、応募したメディアのほとんどから無視されているわけですからね。

3.現状ではライターとしての強みがないことを知った

前の項で述べたように散々な目に遭った私は、ここであることに気づきます。

それは、「自分にはライターとしての個性や強みが明らかに欠けている」ということです。

これまで私が執筆してきたのは

・歴史
・映画
・アニメ

などのエンタメ分野に関連する記事でした。

この中でも歴史に関しては史学科で学んでいるということもあり、ある程度の自信も抱いていますが、一方で映画アニメに関しては「ライターとして求められている水準のマニアです!」とは言い切れない側面があるのです。

確かに、これらを一つの趣味として考えれば「詳しい」部類に入るのだと思います。

しかし、いざライターとして抜きんでたマニアであるかと問われると、そこは違うのかもしれないというのが実情でした。

さらに、特にアニメ系の記事に顕著な傾向として「原稿料があまりにも安い」という事実が挙げられます。

先に述べたアニメ系サイトのうち、面接に合格して記事を担当できることになったサイトもありました。

ところが、そのサイトはアニメ業界最大手クラスのページにも関わらず、原稿料が非常に安かったのです。

そこで、私はふとあることに気づきます。

「業界最大手のサイトでさえこれなのだから、そもそもライティング分野そのものが間違っているのではないか?」

と。

以上がこの三か月間に経験した主な出来事で、端的に言ってしまえば「自分の力不足とライティング分野選定の重要性」を学んだだけの三か月になってしまいました。

ただ、キャリアそのものは全くと言っていいほど成長しませんでしたが、「自分には強みがないんだ」ということを知れたのは、決して悪いことではなかったと思っています。

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