こんにちは、とーじんです。
さて、唐突ですがブログの記事を数えていくと全部で30記事に到達しました。
最初に書いた記事の日付が1月15日なので、約1か月半で30記事ほど更新したことになります。
やはり毎日更新は少し厳しかったですが、今のところ順調なペースで来ていると思います。
そして、これは同時にフリーライターの活動を始めてからもこの期間が経過したことを意味しています。
そこで、実際にこの1か月間で行なったライター業を含むフリーランスとしての活動を振り返りつつ、今後の目標を整理していきたいと思います。
初心者ライターが駆け出しのころ悩みがちな疑問点にも答えながら書いていくので、これからライターを始めようという方には参考になるかもしれません。
1.フリーライターになる前のステータス
まず、フリーライターとしての活動を始める前には、当然ながらそれまでの人生があったわけです。
もちろんそのころはフリーライターをしていないはずなので、一口に「フリーライターになります!」といっても、人それぞれ背景にしているものが違うはずです。
例えば、新聞記者として20年間第一線で活躍していたライターがフリーランスになるのと、文章は高校の作文以外書いたことがないという人がフリーライターになるのは、当然ながら差があります。
しかし、フリーライターという職業はどちらの人物でも同様に名乗ることができます。
ここから、フリーライターという職業にはピンからキリまであるということがわかっていただけるのではないでしょうか。
そのため、まずライターを始めるにあたってその人物がどういった経験をしてきているかが重要になってきます。
私(とーじん)の場合
私の場合は大学3年生の1月に活動を始めましたので、いわゆる学生ライターになります。
したがって、社会人経験は当然ながらありません。
そこで、まずは今までの人生で文章とどういう付き合い方をしてきたのかを整理します。
・文章を書いて収入を得たことはないが、文章を書くのも好き
・文章力には一定の自信と客観的評価があった(大学のレポートで得た評価など)
・散発的に新聞への寄稿やブログ投稿はしていたが、継続的な経験はナシ
・ビジネス系のバイトをしていたので、ビジネス文書作成とOfficeの基礎スキルあり
2.実際にライターとして担当した仕事や活動
ここまでで前提を整理しましたが、ここからは約1か月で行なった実際の仕事や活動の内容を書いていきたいと思います。
この1か月間に行なった仕事は大きく分けて2つあります。
まず一つは、webライターとして「ランサーズ」「クラウドワークス」の2サイトで案件を受注して企業や個人のクライアントに文章を納めて収入を得る、いわゆる「クラウドソージング」の仕事です。
そしてもう一つは、当ブログ「とーじん日記」の記事執筆や運営です。ただし、当ブログはようやく今月末に収益化の申請を通したばかりなので、実質的な稼ぎは0円です。
そのため、ここからは主に実際の収入源となっているクラウドソージングの仕事について書いていきます。
先ほども書いたように、私は2つのサイトを主な活動拠点にしています。
そこでは、ライティングのさまざまな仕事でライターの募集が日々かかっています。
ただし、特にクラウドワークスで顕著な傾向ですが、募集されている仕事の体感で7割程度は文字単価が1円以下の仕事です。
1.クラウドソージングライターの現実
そもそも、クラウドソージング系のライターは原則「文字単価」という形で報酬を受け取っています。
内容は読んで字のごとく、1文字あたり○○円という形で報酬が支払われます。
つまり、1文字1円で5000文字書けば5000円の報酬が得られることになります。
しかし、先ほども書いたように1文字1円の仕事は決して多くありません。
そのため、先ほど例示した7割のうち4割強は1文字0.5円以下の仕事と思っていただいても良いかなと思います。
ただ、こうした仕事は当然求められる文章の質も最低ランクなので、たぶんふつうの日本語が書いてあればお金にはなるでしょう。
そのため、本当に文章を書くのが苦手な初心者であれば、一度だけならやってみてもいいのかもしれません。
一度やってみて、あまりの徒労に絶望してライターを断念するのも、頑張ってもっと上の案件を目指すモチベーションにするのもありです。
これは、私が名付けた「就活のモチベに最低のバイトをしてみる」理論です。
2.私がクラウドソージングライターとしてもっている目標と考え方
上記のように、笑ってしまうような金額の仕事が多いというのが正直なところです。
そのため、私は1文字1円以上の仕事だけに専念し、2月いっぱいにまず10万円稼ごうと決意しました。
1文字1円あれば、仕事を名乗るのに最低限の収入が確保できると踏んだからです。
しかし、1文字1円という額はサイト上でも決して安い金額ではないために、案件を受注するための倍率がかなり高くなっています。
そのため、始めた当初(2月に入るまで)私は慢性的な仕事不足に悩まされていました。
ただ、後述するように当ブログの記事が充実するにつれて案件が充足するようになり、徐々に安定して1円の仕事を得られるようになりました。
正直最近でも油断してると仕事不足に陥りがちですが、これに関してはあと一か月もすれば改善できると踏んでいます。
仕事に関してはまだ実績が少なく自分から応募している状態ですが、しだいにクライアントからご氏名がかかるようになるらしいです。
私も少ないながらそうして任せてもらった仕事もあるので、今後はそういう仕事を増やしていきたいですね。
3.実際の仕事と2月いっぱいの収入
クラウドソージング上で担当していた仕事は、当ブログで書いている内容とほぼ変わりません。
主に歴史や文芸、漫画やアニメ、映画などを中心に考察記事や紹介記事を書いています。
私の記事だとはっきりわかるところでは、例えば「戦国ヒストリー」さんの記事が挙げられます。
上記の仕事の具体的な条件は明かせませんが、私の仕事は目安としてだいたい1文字あたり1~1.5円、1記事あたり2000~10000字が中心なので、手数料で2割引かれていることを考慮してもそれなりの金額が残ります。
ちなみに執筆時速は1時間あたり1500~2500字くらい(仕事の内容によりけり)なので、時給換算するとだいたい2000円くらいになります。
そして1日あたりだいたい5000字ほど書くことができたので、1日3時間程度働いて5000円を稼ぐ毎日を送っていました。
ただ、2月前半は仕事のない日があったり、仕事をしない日があったので、この生活を20日とちょっと続けたことになります。
その結果、今月いっぱいで手数料を除いて約12万円を稼ぐことに成功し、初月で10万円稼ぐという目標そのものは達成しました!
また、別件で軽くバイトもしているので、そこを合わせると今月の収入は約15万円になります。
ただ、正直書こうと思えばもっと書けますし、現状でも仕事量が充実していけばライター単体でも15万円くらいまではいけそうです。
4.フリーライターの悩みと苦労
ここまでの経過を見ていくとそれなりに順調ではありますが、やはり全く悩みや苦労がないわけではありません。
その悩みには、大別して「フリーライター共通の悩みや苦労」と「クラウドソージングならではの悩みや苦労」の二点があります。
その二点を順にみていきましょう。
1.フリーライター共通の悩みや苦労
まず、フリーランスの特徴として「良くも悪くも自分次第」というものがあります。
そのため、さまざまな点でサラリーマンにはない苦労があります。
1.自己管理は全て自分でやらなければならない
具体的には、スケジュールや仕事の管理や配分、クライアントへの報・連・相などがそれにあたります。
そのため、そういった自己管理が苦手でルーズな方にはハッキリ言ってこの仕事は向いていません。
幸い私はそういった管理は得意で約束を守れるほうなので、正直その要素で仕事をもらっている感さえあります。
実態として、フリーランス界隈はライター・クライアントともに「約束を守れない・連絡がつかない・自己管理が苦手」という方が実社会よりも多いという印象があるので、裏を返せばそこをしっかりするだけで大きなアドバンテージとなる印象があります。
2.仕事が突然なくなるリスクが大きい
仕事に関してはクライアントと長期契約を結ぶことが多いのですが、当然相手のクライアントに大きな選択権があります。
そのため、たとえそれなりに仕事をこなせていてもクライアンがクライアント側の都合で発注を止めてしまえば、ライターはその瞬間にその仕事を失うことになります。
幸い私はまだそういった経験がありませんが、おそらく近い将来一度は経験することになるのでしょう。
つまり、ある程度仕事を複数のクライアントに分散し、一つが消えても大きな痛手にならないよう工夫する必要があります。
3.確定申告などの税金の管理を自分自身で行なわなければならない
収入の計算によって税金や経費を帳簿につける作業、つまり確定申告の準備も自分自身で行なわなければなりません。
これが意外と大変で、私の場合はクラウド会計ソフトを導入して計算しています。
経理の知識こそないものの、幸い私はバイト先で確定申告に必要な書類や情報の整理や打ち込みを行なっていたので、普通の大学生よりは少しだけ慣れているともいえますが。
ただ、まだ確定申告自体の経験はないので、今後次第では今より苦痛になっていく可能性もあります。
2.クラウドソージングならではの悩みと苦労
上記で挙げたフリーランスの苦労に加えて、クラウドソージングならではの固有の苦労というものも当然存在します。
以下では、それらを解説していきます。
1.原則記事に記名されない(自分の実績にならない)
これはクラウドソージングならではの特徴で、クライアントに提出した記事がweb上でどのように用いられているかがライターにはわからないことが大半です。
もちろん報酬が発生している以上、クライアントはweb上のどこかで自分の記事を使って金儲けをしているのでしょうが、我々にはそれがわかりません。
そして、当然自分の書いた記事に名前は残りません。匿名の1ライターになってしまうのです。
それは、記事が自分の手元を離れてしまうことを意味します。
つまり、いくらクラウドソージングだけで仕事をしても、サイト上に「○○という仕事をした」という記録が残るだけで、そこで書いた文章そのものは一切自分の実績にならないことがほとんどです。
これはかなり痛いです。なぜなら、ライター業界は実績を積み上げることでさらに良い案件を引き受けられるようになるものだからです。
一応サイト上では実績になりますが、サイトを離れて仕事をしたくなった場合には何の効果もないに等しく、ステップアップにはつながりにくいです。
そのために、私は自分の実績作りも兼ねて当ブログを運営しているという側面もあります。
ただし、良心的なクライアントの中には記名を許可してくれる方もいます。
具体的には、先ほども紹介した「戦国ヒストリー」さんなんかが挙げられます。
本当にありがたい話なので、自分としてもいつも以上に気合を入れて書こうという気分になります。
2.手数料の2割が痛く、全体的な単価も割安
これもクラウドソージングならではの特徴で、先ほども言ったように報酬の2割が手数料として差し引かれます。
これは正直けっこう痛いです。
10000円稼いでも2000円持っていかれてしまいますからね。改正消費税の2倍です。
また、これが原因で全体的な案件の単価がはじめから抑えられています。
もちろん、手数料がもっていかれる分いろいろとシステムが充実していますし、ライター初心者がまずスタートに利用するには最適なサイトだと思います。
しかし、今後は直接企業と契約していくことで、もう少し割のいい仕事に出会いたいところでもあります。
そのため、将来的にはクラウドソージングライターから脱却するのが当面の目標でもあります。
具体的には、このブログが100記事目に到達したあたりでいろいろと行動を開始しようと思っているので、そのころにはまた続報を記事にしたいと思います。
3.それでも、フリーライターは自分に向いていると思う
ここまで、フリーライターの実態と難点を整理してきました。
決してすべてが愉しく楽な仕事ではありませんが、それでも自分にはフリーライターという仕事が向いていると実感した1か月でした。
基本的に人間があまり好きではないので、人と会わず家からも出ないでこれだけの収入が得られ、しかも好きな書くことで仕事ができるという意味では唯一無二な仕事だと思います。
実際、今月はわずか7回しか外出していません!(笑)
今後は取材の仕事にも手を出していきたいので外出量は少し増えてしまうかもしれませんが、それでも充実感のある仕事という感覚は変わらないと思います。
私のように文章を書くことや仕事の自己管理が苦でない方は、仕事の選択肢として真剣に検討する価値があるのではないでしょうか。
また、何かライターとしての私にお仕事があれば、直接の依頼や仲介でも構いませんのでご一報いただければ幸いです。
条件などは融通利かせますし、納期も破ったことはなく連絡もまめな方だと自負しているので、まずご相談いただければと思います。
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