「今年こそはコロナが終息するかな……?」と期待だけさせて、相変わらずコロナ生活の続く2021年。終わりは見えそうにないですが、来年こそはなんとかなるのでしょうか。
さて、今回の記事では、毎年必ず行っている私(齊藤颯人)の1年間のフリーライター生活を振り返っていきます!
内容に入る前に、2021年を一言でまとめると「助走」の年だったような気がします。
1. 昨年立てた「2021年の目標」の達成状況
まず、昨年末に立てた「2021年の目標」を振り返り、達成状況を確認してみます。
目標1. 大手メディアで記事を書く→微妙……
目標の一つである「大手メディアで記事を書く」に関しては、達成できたかやや微妙です。「微妙」と言う理由は、自分のなかでは「大手」と位置付けている朝日新聞系の「ハフポスト」さんで仕事をする機会があったのですが、その記事は「取材のみ」が私の担当で、執筆は別の方が担当されたからです(リンク記事はPR記事です)。
記事まで書いていれば目標達成でしたが、取材だけでは目標を達成したと言っていいかは微妙……というニュアンスです(もちろん、お仕事をいただけたのは大変ありがたいことでした)
ただ、この一件に関係なくほかの大手メディアで記事を書く機会があればよかっただけの話なので、執筆できるメディアはあまり広がらなかったのも事実です。
目標2. 紙媒体で書く→達成
紙媒体での執筆は、扶桑社さんの「週刊SPA!」で記事を書くことができたので、2021年早々に達成できました。
また、詳しくは後述するように、紙媒体での執筆どころかブックライティングを担当した書籍も出版されたので、この目標は予想を大幅に上回る達成ぶりでした……!
目標3. 書籍化につながりそうな連載を書く→未達成ですが……
書籍化につながりそうな連載を書くという目標は、全く達成できませんでした。
ただ、2020年の振り返り記事で、
最近「本を出す道筋」は少しずつ見えてきたかなと。今までは、企画書を作って売り込んだり、noteでの連載を書籍化したりといった方向で考えていましたが、「Webメディアで人気連載を持つ」のが書籍化の近道だと思うようになりました。
なので、来年は書籍化につながるような連載を担当したいですね。
と言っているので、連載を持つことは「書籍出版の過程としての中目標」でした。過程は違えど大目標(書籍出版)を達成できたので、目標未達成に関してはそれほど気にしていません。
目標4. 自分が企画したテーマでヒット記事を出す→恐らく未達成
目標にしていた超ヒット記事の執筆は、残念ながらできませんでした。
ただ、「下半期は書籍関係の仕事が多く、ほぼ企画を立てていない」「PV数に応じたボーナスをいただける程度にはヒットした記事もあった」ことから、情状酌量の余地はあるかなと(自分に甘い~)
目標5. フリーランス編集者としてデビューする→未達成
2021年は書籍の執筆など「ライター」としての仕事に追われ、ほとんど編集業はしていません。当然、フリーランス編集者デビューもありませんでした(そもそも、チャレンジできる時間もなかったんですが……)
目標6. 学生ライター、新卒ライター軸で取材を受ける。または講演、講義などをする→達成
2021年は、学生・新卒ライター軸で取材を受けたり、イベントを開催したりといった機会に恵まれた1年でした。
まず、3月には学生時代のライター仲間たちと「学生ライター」についてのイベントを主催しました。初のイベント主催・出演でしたが、多数のお客様に参加していただけました。
同月はほかにも2つのイベントに参加。おひとりさま向けメディア「DANRO」さんでは、「新卒フリーライター」に関する単独のオンラインイベントを開催する機会を頂きました。「ゲストが100人集まったら解散する」というコンセプトを掲げた「ライター100人会議」というイベントでは、登壇者の一人としてライター人生を振り返りました。
さらに、会計ソフトで有名なfreeeさんが来年に創刊予定の雑誌『起業時代』の創刊号に、私の取材記事を掲載していただきました(2022年1月発売予定なので、気になる方はぜひご購入を……!)
改めて、貴重な経験を積む機会が多い一年でした。関係者の皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。
目標7. 総売上300万円→測定が難しいため保留
2021年は書籍の執筆などが多く、原稿料が月によってかなり変動しました。来年振込予定の原稿料も多く、反対に旅行関係の記事がコロナの影響をモロに受けたため、補助金収入もそこそこあったりと、本業の収支を出すのが難しい状況です。
売上目標の達成状況は、改めて2022年末に確認します。
2. 目標外の2021年振り返り
すでに2020年の目標振り返りで触れた部分以外で、改めて2021年の活動を振り返ってみます。
1. 『一冊でわかる江戸時代』の出版など、書籍執筆の本格化
2021年の一番大きなイベントは、東京学芸大学名誉教授で、大河ドラマなどの時代考証も手掛ける大石学先生監修の書籍『一冊でわかる江戸時代』の本文執筆(ブックライティング)を担当したことです。
初の書籍執筆は学びが多く、ブックライティングゆえの魅力と難しさなども味わいました。出版物という都合上、どうしてもタイトなスケジュールで書き上げる必要はありましたが、実際に見本の書籍が自宅に届いた際には感動しました……。
まだ正式に発表できないのですが、2022年には書籍関連の大きなニュースも皆様にお伝えできるかと思います。私のSNSなどで告知予定なので、気になる方はぜひチェックしてください!
2. Webメディア「Red Pencil」の立ち上げ
ライターとして3年ほど働くなかで、ライター業界に色々思うところもありましたが、ライター専門のメディアがあまり見当たらないことに気づきました。
そこで、ライターや編集関連のネタを専門的に扱うメディア「Red Pencil」を個人的に立ち上げ、記事を更新しはじめました。
最近は書籍関連の業務が忙しく、更新もままならない状況になっていますが、2022年にはしっかり更新します……!
3. 12泊13日で九州一周の新婚旅行へ
11月に、12泊13日というギャグみたいな日程で九州一周の新婚旅行に出かけました。じつは今まで九州に一度も行ったことがなく、この機会に九州全県を制覇してしまおうと思ったのです。
夫婦そろって歴史好きなので史跡巡りがメインですが、高級旅館・グルメ・史跡以外の観光地などもじっくり巡ることができ、書籍執筆の合間のよい休息に……なったかな?(13日をフルに楽しむためプランを詰め込みまくったら、充実してたけどめちゃ疲れました……)
3. 2021年印象に残った仕事
ここまで触れた仕事以外で、2021年に印象に残った仕事をまとめてみました。
1. 鳥取県の平井県知事への取材
オンラインで鳥取県の平井伸治県知事に「鳥取県の新型コロナ対策」についてお話を伺う機会がありました。
大物政治家への取材は緊張しましたが、質問に理論整然と答えていただき、話しぶりからもコロナ対策で成功した理由を感じられるような取材でした。
2. 人生初のPR記事執筆
IT企業の株式会社BFTさんが主催するIT研修「BFT道場」のPR記事を執筆しました。
PR記事の執筆は人生初だったのでいろいろと学びがあり、印象に残りましたね。
3. 京都・大江山の取材
2020年からお付き合いのある「海の京都DMO」の皆さんにお声掛けいただき、京都・大江山に伝わる鬼伝説を取材してきました。
皆さんには前回の取材から本当によくしていただき、個人的に京都北部はすごく好きなエリアになっています。
4. 2022年の目標
ここまで2021年を振り返ってきましたが、皆さんの2021年はいかがでしたか? 私は、それなりに満足できる1年だったと思います。
では、最後に2022年の目標を発表していきます!
目標1. とにかく本を売る
2022年は、自分が出版に携わった本をとにかく売ることを目標にします。もちろん、本の売上は自分一人でどうこうできるものではないのですが、「SNSなどを活用した宣伝活動」「本の魅力発信」「書籍関連イベントの開催」などの活動を通じ、できる限りの宣伝をができればと思います。
目標2. 歴史関係の仕事を極める
今までも「歴史ライター」を名乗ってはいましたが、いろいろな分野の仕事に追われ、あまり歴史系の記事を書かない時期もありました。が、歴史本の執筆などを通じてある程度覚悟も決まったので、2022年は歴史系の仕事を極めていきたいです。
目標3. 各地へ取材に出かける
2021年はコロナ禍ということもありましたが、取材がオンライン中心になり、実際に現地に足を運ぶタイプの取材はほぼできませんでした。2022年は実際に日本各地を訪れ、現地の魅力を発信するような記事を書きたいと思っています。
目標4. 講演やイベント、取材対応を積極的に行う
2021年はイベントなどに呼んでいただく機会が多かったので、2022年も引き続き講演やイベント、取材対応は積極的に行っていきたいです。「歴史」「新卒・学生フリーランス(フリーライター)」などのテーマなら詳しく話せますよ!(唐突な宣伝)
目標5. 脱・ペーパードライバー
もうライターとか一切関係ないんですが、ペーパードライバーをさっさと卒業したいです。車を運転できないと、地方に遊びや取材で行ったとき本当に困るので、2022年はペーパードライバー講習なども利用しながらガチでペーパードライバー卒業を目指します。
5. 2022年もよろしくお願いいたします
以上、2021年の振り返りと2022年の目標を発表しました……!
2021年にお世話になった皆様、2022年もよろしくお願いいたします。
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