4.それでも二つの解決策を見つける
PS2がモニターに繋がらないことを知り、さらなる対案を求められることになった私。
色々な手段を考えていると、大きく分けて二つの解決策があることを発見しました。
1.パソコンのエミュレータでプレイする
まず一つ目は、「PCのエミュレータでプレイする」という手段です。
エミュレータとは、ざっくり言うと「PC上に仮想のゲーム機を出現させ、PCでゲームをプレイできるようにする」というソフトのことです。
これがあればいちいちゲームハードをモニターにつなぐ必要もなくなりますし、私の環境にはうってつけでした。
ただし、PCに仮想のマシンを出現させるという性質や、ゲームソフトやbios(入出力を担当するプログラム)なしでもゲームが動作してしまうという特徴から、エミュは違法なゲームプレイに使用されがちという負の一面もあります。
とはいえ、ハード本体を所有していてゲームソフトもしっかりと購入した状態でエミュを用いることは適法ですし、使い方を間違えなければ非常に便利なソフトです。
ただし、当然ながらあくまで「エミュレート」に過ぎないので、ソフトによっては動作しないことも日常茶飯事。
さらに、動作環境はPC本体のスペックや相性にも左右されがちです。
そのため、エミュレータのファンサイトには「動作確認ゲーム」が列挙されることが一般的で、ユーザーはそこを確認してゲームの動作状況を知ることが可能です。
ちなみに、君望の動作状況は不明でした。有名どころのタイトルは大半が確認済みだったのに、なぜ…。
2.PS2の映像をHDMIに出力できるデバイスの購入
もう一つの解決策としては、PCモニターでPS2を遊びたいという声に応えて製作されている「PS2の映像をHDMIで出力できる」デバイスを購入することです。
こうした商品はアマゾンにいくつか売られており、レビューの数を見る限りでは一定の需要もありそうに思えます。
ただし、それらのデバイスはPS2の発売元であるSony公式の商品でないどころか、ホリやエレコムといった実績のあるサードパーティー製でもありません。
その大半は正体不明の中華ブランドであり、レビューを見ても「壊れていた」「映らなかった」という内容が…。
しかし、その一方で「動きました!」という好評も同じくらい存在したので、一種の賭けであることは間違いなさそうです。
5.結局「PCSX2」というエミュレータで動作し一件落着
画像出典:DELTAMAGAZINE
ここまで挙げた二つの解決策は、どちらも一長一短という感じでした。
そこで、私は「まずソフトを買ってみてエミュを試し、その後でHDMIデバイスを試してみよう」と決断します。
早速ブックオフにて1500円でソフトを購入すると、PS2エミュレータの「PCSX2」というソフトウェアをインストールしてみました。
このソフトはPS2エミュの中で随一の完成度を誇っているようで、他の選択肢はどうやらなさそうな感じです。
ちなみに、ソフトの導入からゲームプレイまでの流れは以下のサイトで解説されています。
上記サイトを見ていくと、割と簡単にインストールとセットアップが完了しました。
そして、いよいよ買ってきたソフトをPCに入れてプレイ開始!
ドキドキしながら画面を見つめていると、最初のOP画面がポリゴンフラッシュばりに点滅を繰り返しました…。
「あ、これ終わったわ」と思いましたが、一応ゲームをプレイしてみると本編そのものは問題なく出来ることが判明。
結局エミュの導入だけで事なきを得たのです。
ちなみに本日でゲームプレイ開始から3日間、プレイ時間にして10時間ほど経過しましたが、特に大きな不具合は出ていません。
よって、ゲームクリアには支障がなさそうな感じですね。
6.まとめ
ここまで、私が最近直面した「昔のゲームが遊べない!」という問題の顛末と解決策をまとめてきました。
色々と勉強になることも多かったトラブルではありましたが、精神的にちょっと疲れたのでしばらくは勘弁してほしいところですね。
まあ、ギャルゲ好きの方なら一度は「このゲーム移植されてねえじゃん!」という経験をしたことはあると思います。
しかし、そこでプレイを諦めるのではなく、自分なりに解決策を考えてゲームがプレイできた時の爽快感はなかなか良いものです。
移植されていないからといって面白いゲームはいくらでもありますので、「ハード面の苦境はハートで乗り越える!」という精神で頑張っていきましょう。
…はい、以上で記事はおしまいです(笑)
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